測定中の数値表示

  測定中にリアルタイムの計算で、音圧レベルとピーク周波数が表示されます。

  音圧レベル:
    1秒間の移動平均音圧が画面上に表示されます。画面設定で聴覚特性(A)補正がONになっていると、 A特性補正を行なった音圧値になります。この音圧値は内蔵マイクおよび特定の外部マイク(SONY ECM-SP10)で0dB=20μPaとなるよう調整していますが、 精度を保証するものでは無く、大まかな比較にのみ使用可能です。

参考に、iPhoneSE(2nd)、iPhone12mini、iPad mini5で、内蔵マイクを使用した場合の本アプリでの画面表示値と、騒音計(小野測器)での計測値の対応を上図に示します。本アプリでの表示値は騒音計表示値34~76dBの範囲で iphoneでは1-3dB、iPadでは0-1dB高く出ていました。30dB以下の静音環境は、調べたiPhone、iPadでは正しい音圧測定は困難と思われました。 80dB以上の騒音下では内蔵マイクでの計測値は頭打ちとなり測定できませんが、外部マイク(SONY ECM-SP10)を用いると100dB程度まで測定が可能と思われます。

  ピーク周波数:
    設定ページで設定した周波数範囲でパワーが最大の周波数が表示されます。周波数範囲が狭いほど周波数分解能は 高くなります。分解能は設定画面での周波数範囲設定が0-500Hzでは0.1Hz、0-2kHzでは0.27Hz、0-5kHzでは0.67Hz、 0-10kHzでは1.34Hz、0-20kHzでは2.7Hzとなります。